そもそも農薬とは??続き・・・

前回の続きで農薬について考えていきます

 

さて、前回は農薬の基本的な概念の話を書いていきました。そのなかで大切な事は農薬とは農作物等の病害虫を防除するための「天敵」も農薬とみなすと書いた通り、皆さんが思っている様な薬剤だけでは無いという事です。

 

では、本当に無農薬栽培が良くて農薬が悪なのでしょうか??また、語弊があるかも知れませんが、趣味の様なこだわりで園芸農家やっている人ではなく、きちんとプロとして農業やっている人もいわゆる無農薬栽培が可能なのでしょうか??

 

ここでポイントとなる考え方として、昔ブログでも書きましたが、毒性学の概念が必要になります。

毒性学とは用量相関性あるいは用量依存性の概念で『量に応じて毒性の強さあるいは種類が異なること』というものです。この概念を頭に置いておいて下さい。

 

例えば、無農薬栽培する時にきゅうりにアブラムシついたとしましょう。ここで、所謂無農薬信仰の人は農薬は使わないのでどうするかと言えば牛乳を散布する人がいるんです。牛乳の粘膜でアブラムシが窒息してしまうから効果があるみたいなんですが・・・(私は試してないので分かりませんが・・)

 

これについて皆さんはどう思われますか??

 

これで無農薬だと思っている人が、一般の方とかはもしかしたら多いのかも知れませんが・・・・。

 

説明していくと、先ずこの場合、牛乳は法的に農薬になります。

 

その散布した牛乳が葉についたままだと、植物も呼吸していますので当然呼吸が出来るよう洗い流す必要があります。もちろん散布したままだと枯れてしまいますし、その葉についた牛乳が腐ったりなんかしたら・・・・・・

いやいや、薬剤じゃないから環境に配慮しているんだと言う人もいるのかも知れませんが、それは何となく良いという、いつも通り思考が止まっている証拠。牛乳ってたくさんの量を捨てると産業廃棄物になりますよね??

何となく知っている人もいるかも知れませんが、基本的に牛乳を畑にまく時も水道で流す時も同じな事は、環境に負荷がかかると言う事。

ここで毒性学の概念で考えると、普通の趣味程度の園芸農家一人ぐらいが善かれと思って牛乳を使っても環境が明日にでも悪くなる事はありませんが、プロが使ってしまうと一気に環境に負荷がかかるのは目に見えていますよね?

もちろんこの場合量が少なくても負荷以前に腐敗臭がして大変でしょうが・・・・・

 

(もちろん、農薬の種類によっては使う事によってより環境に負荷がかかる事ありますが。。。。。。)

 

だから、当たり前のように、プロの農家は牛乳を散布しようなんて思いません。何となくではなくきちんとした知識でプロは作っているんですね。

 

この程度のレベルが低いミスを犯している、こういった自称無農薬栽培は私が知る限りでも数名知っています。

有り難がって消費者は買っているみたいですが・・・・・私自身は安心安全ではないと思うのですが・・・・その方々は安心安全と謳って販売していて・・・・・これが現実でしょうね。。。。。

 

長くなってきてこれ以上書いてもきりがありませんので・・・・・・

 

なんだかんだ言っても、無農薬栽培自体を全否定している訳でなく、視点をかえて農薬又は農業というものを見て見てほしいだけなんです。

 

ここ最近見られる一過性でしかない農業ではなく、先々考えて農業というものを見て考えて購入してほしいだけなんです。

そうする事によってバランスのとれた農薬についての賛否が出てくるような気がします。

 

先ずは一般の方が変わらない限りこの問題については全く進展していかないでしょうし、農薬を批判しているだけで食べているような怪しい人は減っていく事はないでしょう。

 

あなたは農薬についての知識はありますか??無いのに農薬について何となく悪だとか思っていませんか??

きちんとした視点から正しく批判していますか??

 

 

16. 9月 2014 by レクレ
Categories: 雑談 | Leave a comment

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